美味しいアイゴ(バリ)の処理方法と食べ方『一夜干し』

磯・ふかせ釣り
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アイゴは、背びれと尻びれに毒があり、とても危険な魚として知られています

そのため、釣れた場合は敬遠され、捨てられてしまう事が多い魚ですが、釣ってからの処理次第ではとても美味しい魚です

独特の臭みがあり、適切な処理を行わなければ食べることができないくらい悪臭を放ちます

ここからは美味しく食べるために適切な処理方法と、おすすめの調理法をお伝えします

 

■アイゴってどんな魚?

■処理方法
■おすすめの食べ方

■アイゴってどんな魚?

見た目は美味しそうに見えないこの魚

地域によってはバリとも呼ばれることもあります

背びれと腹びれには毒針があり、刺されるとその日は釣りが出来なくなるほど痛みを伴います

刺されないように注意しましょう

さらにこの毒、魚が死んでも毒は消えません

釣り上げたアイゴを堤防などに放置することは危ないのでやめましょう

もしも刺された場合はお湯に浸けると痛みが和らぎます

 

フカセ釣りなどで釣れやすい魚で、引きも強く楽しめます

徳島県では、アイゴを狙って釣りに行くこともあるほど、おいしい魚として有名です

 

一般的には小型のものが好まれるようですが、大きく脂の乗ったアイゴがおすすめです

これから紹介する食べ方では、3枚におろして食べるので、大きい方が食べ応えがあり、満足感があります

■処理方法

まずは釣り場での処理方法です

釣れたアイゴは刺されないように注意して対処しましょう

刺されてしまったらその日の釣りは出来なくなってしまいます

 

まずは魚が暴れないように靴などで押さえ、脳天締めで動きを止めましょう

暴れて刺されてしまうと大変です

次に背びれと尻びれの毒針をハサミで切り落とします

事前にハサミは準備しておくと良いでしょう

しっぽ側から切っていくと切りやすいです

 

切り取った毒針もそのまま捨ててしまうと毒が残ったままで危ないので、危険がないように持ち帰りましょう

次に釣り場へ訪れた人が知らずに触ったしまうと大変です

 

アイゴの毒は熱湯をかけることで無毒化することが出来ます

持ち帰り、沸騰したお湯をかけてから捨てるようにしてください

 

毒針を切り取ったアイゴはお腹を捌いて内臓を出します

このアイゴという魚、内臓が特に臭い魚です

 

そのままの状態で持ち帰り、1日放置した場合、内臓からものすごい悪臭がします

可能な限り早く処理することをおすすめします

内臓の臭みが身に移る前に、可能な限り早く取り除きましょう

死んでしまうと内臓の臭みが身に移るのが早いです

釣りたてのアイゴは内臓を処理することで美味しさが全然違います

面倒ですが、美味しく食べるために処理しておきましょう

適切な処理方法と保存方法はこちらから
あとはクーラーに入れて持ち帰るだけ

■おすすめの食べ方

今回特におすすめするのが一夜干しです

アイゴはウロコがないので、ウロコを取る必要がありません

一夜干しというと開きにして干すイメージですが、私のおすすめは三枚におろし、腹骨も取った状態での一夜干しです

これで骨も気にせず、丸ごと食べられます

三枚におろした身は、海水と同じ濃度の塩水へ30分ほど漬けます

塩水の濃度や漬ける時間はお好みで調整してください

塩水から出したら水分をふき取って一夜干しにします

 

一夜干しにしたアイゴは一週間程度であれば冷蔵庫で保存できます

後はコンロで焼くだけで美味しく食べられます

 

身はほくほく皮はパリっと、とても美味しいです

皮が特に美味しいです

アイゴのベストシーズンは夏と言われていますが、個人的な感想ですが、やはり冬が美味しいです

夏は少し身にも臭みがあります

冬は臭みも無く、脂が乗っており、焼いたときのジューシーさがたまりません

 

おかずにもお酒のつまみにもおすすめです

綺麗に処理したアイゴであればお刺身にすることもできます

身は白身で綺麗な身をしています

綺麗に処理出来ていれば臭みも少なく、美味しく食べられます

ただ、独特の匂いはするので好みは分かれるかもしれません

 

煮つけにしても美味しい

淡白で身のしっかりしているので甘辛く煮つけても最高です

臭い消しにショウガを入れるといいいでしょう

是非、釣れた時は試してみてください

 

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